就活情報

就活生が知っておくべきこと

多くの学生にとって、就職活動は将来に影響する一大イベントになるでしょう。
このブログでは、学生の皆さんに対して、人事担当者の目線で、就職活動に役立つ情報を発信しています。
今回は、「就活生が知っておくべきこと」について解説しています。
ぜひ参考にしてください。

①ここ数年は売り手市場である

皆さんに知ってほしいことは、ここ数年の労働市場環境は、「売り手市場」であるということです。

どの企業も人手不足で、企業側から見ると、目標の採用人数を確保することに年々苦労しています。逆に言えば学生の皆さんの立場からすると、「入る企業を選べる立場」ということです。

過去には「買い手市場」である就職氷河期という時代もありましたが、労働人口の減少や、業種が増えたことで、いまの学生の皆さんは色々な選択肢があります。今後の労働市場はどうなるかは分かりませんが、しばらくはこのトレンドが続くと予想されています。

なので、学生の皆さんは、自分の可能性を狭めることはなく、自分がチャレンジしたい業界や職種に積極的にチャレンジすることを強くおすすめします。

このサイトでは、就職活動に役立つ情報を発信しています。
一般的なサイトで知ることのできない人事担当者としての本音も記載していきます。
少しでも読者の皆さんのお役に立てれば幸いです。

②エントリーシートで面接官、人事が確認していること

就職活動がスタートし、関心がある業界や企業が決まったら、大手リクルートサイトなどを経由してエントリーしましょう。

最近はエントリーの方法も様々ありますが、エントリーシートの提出が一般的だと思います。エントリーシートの記入で大切なことは「内容」ではありません。

エントリーシートを拝読すると、頑張ったことや努力したこと、成し遂げたことが熱心に記載されています。それ自体は、全然良いことです。ただ、読み手からすると同じような内容が多く、記載内容だけで学生の皆さんを評価することは難しくなってきています。全体的にレベルが上がってきているということだと思います。

一方で、何を主張したいのか分からない記載が意外と多いです。また、誤字脱字も多く見かけます。記載内容で差がつけにくいため、本質ではない「文章力」や「誤字脱字の有無」でその人の印象が決まってしまいます。

企業側の目線だと、「大切な就職活動なのに、誰かに文章を見てもらっていないのかな?」「誤字脱字をチェックしない適当な人なのかな?」という印象を持つためです。

皆さんがエントリーシートを作成する際、取るべきアクションは次の2点です。
①読み手がわかりやすい文章を書くこと(結論→理由→具体例→結論、の順で文章を書く)②誤字脱字が無いか、誰かに音読してもらう

エントリーシートでは、難しい文章を作る必要は全くありません。シンプルで分かりやすい言葉を使って書くように意識しましょう。

③面接で心得ておくべきこと

■志望度の高さをアピールする

売り手市場ということもあり、企業は内々定を出した学生さんに確実に入社して欲しい、と強く思っています。そのため、同じ評価であれば、志望度の高い学生さんを優先して内々定を出す傾向にあります。
なので、志望度の高さをきちんとアピールできるように準備しておきましょう。
具体的には、「第1志望です」と言葉に出して伝えることが大切です。ただ言うだけでなく、「なぜそう思ったのか」理由を合わせて伝えましょう。

■印象が大切である

企業は多くの学生を同時かつ短い時間で面接をしていきます。面接では見た目も重要な要素です。しかし、「細部にこだわって、少しでもかっこよく、かわいくして、印象を良くする」ということではありません。

見た目でマイナス点を取らないようにすることが大切です。「だらしないな」「不潔だな」と思われないようにしましょう。

具体的には、服装を整えること(シャツ、靴、髪型を整える)、時間どおりに会場へ到着すること、挨拶・返事は元気よくすること、が大切です。基本的なことですが、採用担当の視点からだと、意外と差がある印象です。気を引き締めていきましょう。

■特徴・魅力を3つ用意する

面接では志望動機は必ず聞かれますし、皆さんも準備していると思います。多くの学生さんは、ホームページに書かれてるそのままの言葉を使い志望動機をお話してくれます。調べることは良いのですが、出来ればもう1段階掘り下げて伝える準備をしておきましょう。それだけで、他の就活生と簡単に差がつけられますよ。

例えば、「御社の事業は、これからの地球環境を考えると、社会貢献度が高く魅力に感じています。御社に入社し仕事を通じて社会貢献をしていきたいです。」ではなく、「御社のエネルギー事業は、これからの地球環境を考えると、社会貢献度が高く魅力に感じています。具体的には、御社の製品Aは建設業界で●%のシェアを獲得されていると、決算資料で拝見しました。御社に入社し仕事を通じて社会貢献をしていきたいです。」のように、具体的な製品名や数字を使って説明できるようにしましょう。

■面接後のお礼をする

必須ではないのですが、志望度が高い会社には、面接が終わったらお礼のメールを送りましょう。評価に直接は影響する可能性は低いですが、志望度の高さをアピールすることができます。実際に採用担当をしていた立場として、メールを送ってくださった学生さんの印象は良くなります。
面接官の評価が同じぐらいの学生さんだったら、より志望度の高い学生さんを優先して内々定を出す企業は多い印象です。

まとめ

この記事では、就職活動をするうえで、学生の皆さんに知っておいて欲しいことについて解説しました。会社によって採用活動の考え方は、それぞれですが人事担当者目線は、大きな違いはないと思います。少しでも皆さんのお役に立てればうれしいです。これからも当サイトをよろしくお願いします。