【学生向け】MRの1日のスケジュール

こんにちは！ゆうです。
学生さんは就活解禁まで残りわずかですね！
志望の業界は固まってきましたか？
この記事を読んで製薬業界に興味を持っていただけたら嬉しいです！

今日はMRの1日のスケジュールについて解説していきます。
MRがどのような1日を過ごしているのかざっくり解説していきます。

開業医をメインに担当している【エリア担当】と基幹病院を担当している【病院担当】では1日のスケジュールが異なります。

私の担当歴としては、記事を作成して現在で、エリア担当2年6ヶ月、病院担当3年経験してきています。
MRとして歴は浅いのですが、それぞれ自分の経験を入れて解説していきますね。

MRの1日（エリア担当編）

まずはエリア担当から解説していきます。
大まかなスケジュールは以下のとおりです。

だいたいの1日は上記のような流れで進んでいきます。
少しずつ解説していきます。

起床
まだ寝たいという気持ちと戦いながら、毎日なんとか起きる（ここが1日のハイライト）

卸訪問
医薬品卸会社は朝の時間に訪問することが多いです。（業界の習慣になっています）

製薬会社と医薬品卸の間には、「企画」という契約？みたいなものがあります。
簡単に言うと、製薬会社が売りたいA商品を前月より20％多く医療機関へ納入してくれた医薬品卸にはボーナスを支払うといったものです。

MRとMSはその「企画」を達成するために、どの医療機関で処方を伸ばすのか、ターゲットのすり合わせをおこないます。

ターゲットの選定が済むとその1ヶ月、売上目標に向けてMSさんとの共闘がスタートするわけです。なので、「企画」の進捗を両者で確認するために、頻繁に医薬品卸を訪問するわけです。

出社
卸訪問が終了すると、一旦出社します。
ここではメールのチェックや前日の活動報告書の作成、提出資料の作成、医療機関へ訪問した際に紹介する資料や文献の準備など、数多くの内勤業務をおこないます。
エリア担当の1日は主に外で過ごすことになるので、出社時の内勤業務は重要です。
限られた時間で、効率よく終えることが大切です。

ランチ
MRの昼食はだいたい14時ごろに取ることが多いです。
一般の人からすると少し遅めですね！
昼食を取りながら、メールをチェックしたり軽い内勤業務をおこないます。
また、他社のMRと一緒にランチして情報交換することも多いですね。
他社MRとの交流はとても大事です！
仕事の相談だけでなく、仲良くなればプライベートの相談することも多々ありました。
基本的に1人で過ごすことが多いので、気兼ねなく話せる相手を見つけることは仕事の面でも、プライベートの面でも精神的なゆとりが持てるようになります！

医療機関の訪問
担当地区にもよりますが、１日でだいたい8〜12軒ほどのクリニックを訪問し医師と面会します。
面談内容は様々で、自社医薬品の宣伝ができるときもあれば、雑談に終始することもあります。
医師も人間なので、色々な人がいます。医師に合わせて接し方に工夫をします。

また、お昼ごろに「説明会」を開催することもあります。
午前診療終了後に、医療機関へお弁当とお茶を提供し、「自社医薬品のプレゼン」をする場をいただきます。
説明会は有効な手段なので効果的に企画して実施します。

帰宅
最後の訪問が終わると基本的には直帰していましたが、直帰が認められていない会社もあるようですね。その際は一度会社に寄ってから帰宅することになります。

以上がエリア担当の1日となります。

MRの1日（病院担当編）

次に病院担当の1日を解説します。
大まかなスケジュールは以下のとおりです。

だいたいの1日はこのような流れで進んでいきますが、
エリア担当とはちがい病院担当者の1日は不規則なことが多いです。
上記はあくまで1日の例ですね。

少しずつ解説していきます。

起床
まだ寝たいという気持ちと戦いながら、毎日なんとか起きる（ここが1日のハイライト）

病院訪問（朝訪問）
医師が出勤するところを狙って訪問します。
ただし医師も出勤前なのであまり多くの時間をとることが出来ません。
要点を簡潔に伝えることが重要になってきます。

病院訪問（アポイント面談）
医師にアポイントを取得して面会することがあります。最近は病院の訪問規制が強いため、アポイントを取って医師と面会することはとても重要です。
比較的ゆっくりお話することができます。

出社
メールのチェックや前日の活動報告書の作成、提出資料の作成、医療機関へ訪問した際に紹介する資料や文献の準備など、数多くの内勤業務をおこないます。
エリア担当者よりは内勤業務にさける時間は多くありますが、その分内勤業務自体が多い傾向にあると思います。（資料の作成が多い傾向にある）

ランチ
病院担当のランチは基本的に1人で取ることが多いですね・・・（ここは寂しいです）

病院訪問（夕方から夜）
夕方になると病院訪問を再開します。
基本的には医局と呼ばれる、医師の控室のまえで立ってお目当ての医師が来るのを待ちます。

また、エリア担当と同様に医局説明会を実施することもあります。
医局説明会は数多くの医師に自社医薬品の説明ができるとても重要な時間です。

以上が病院担当のざっくりとした1日です。

まとめ　ースケジュールを知って、どう就活にいかすかー

今日はMRの1日のスケジュールを【エリア担当】と【病院担当】に分けて説明しました。
少しイメージが難しかったかもしれませんね。

企業説明会では現役MRを連れてきて、学生の質問に答えてくれる場合があります。
少しでも他の学生と差をつけたいのであれば、質問の質は重要です。

例えば
「MRの1日ってどんな流れですか？」
と聞くよりは、
「タイトなスケジュールのなか、効率良く内勤業務をするために工夫していることはありますか？
また、今からでも学ぶべきスキルはありますか？」
と質問したほうが、遥かに印象はよいと個人的には思います。

少しでも製薬業界やMRのことを知って、充実した就職活動を送っていただきたいです。

今日はここまでです！
最後までありがとうございました。

質問などあればコメント欄へお気軽にかいてください。
また、TwitterもしているのでDMでも結構ですよ！

それではまた次の記事で！