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【製薬業界ニュース】コントラクトMR(CMR)とは?数は減っています・・・

こんにちは!ゆうです!
今日はコントラクトMRについて記事にしていきます。

ここまでの記事ではMRの給料や仕事内容について解説していきました。


この記事では「コントラクトMR」の仕事内容と今後の予想について解説していきます。

コントラクトMR(CMR)とは?

人材派遣会社のエリートネットワークでは以下のとおり解説されています。

コントラクトMRとは、CSOに所属するMRのことです。コントラクトMRは、製薬会社に派遣され、その製薬会社の社員と同じように営業活動を行います。派遣という形をとってはいるものの、雇用形態はCSOに所属する正社員で、いわゆる一般派遣スタッフとは異なります。
CSOは、製薬会社の販売・マーケティング戦略を実現するためのビジネスパートナーであり、コントラクトMRには、戦略的パートナーとして重要な役割が求められています。
プロジェクト終了後には、その製薬会社の正社員MRとして引き抜かれるケースもあります。
【コントラクトMRとして働く魅力とは?】
いちばんの魅力は、何と言っても、参加プロジェクトに応じて、複数の製薬会社で働くことができることです。MRとして担当する医薬品の分野を変えたい、あるいは、働く環境を変えたい、という方にとっては、まさにCSOは魅力的な環境でしょうし、実際に製薬会社のMRからコントラクトMRにキャリアチェンジされる方も増えてきています。また、製薬会社のMRに比べ、若干ではありますが、コントラクトMRの方が未経験者が採用される可能性が高くなります。

正社員専門の人材紹介会社エリートネットワーク
https://www.elite-network.co.jp/dictionary/contractmr.html

簡単に言うと「派遣MR」といったところでしょうか。
待遇的には、コントラクトMRよりMR(製薬会社の正社員)の方が良い傾向にあります。

コントラクトMRはCSO(派遣会社)に所属しており、製薬会社から人材派遣の依頼があり、CSOは製薬会社のニーズに合った人材を派遣します。

製薬会社に派遣されたコントラクトMRは、実質派遣された製薬会社の社員としてMR活動を行います。(医師や他の製薬会社から見れば見分けはつきません)

殆どの契約は期間が定められており、契約が満期を迎えると働いていた製薬会社から離れることになります。
一部、コントラクトMRとして優秀な働きをした人は派遣元の製薬会社に引き抜かれることもあるようです。

新卒でCSOに入社してコントラクトMRとして活躍する人もいますが、転職でCSOに入社しコントラクトMRとして活躍する人も大勢います。
というより、製薬業界はまだまだ新卒採用がメインで、中途採用でMRを目指すのは狭き門です。
転職でMRを目指す人の、選択肢としてコントラクトMRが近年大きく注目されています。

製薬会社としても新薬発売時にはMRと数を増やして、早期に市場浸透を目指したいというニーズがあります。
しかしその度に正社員を雇うことはコスト的に難しい現状があります。

製薬会社はCSOからコントラクトMRの派遣を依頼することで、必要なときのみ人材を確保することができるメリットがあります。

コントラクトMRの今後(18年度実績からみる)

先日CSO協会が2018年度(2018年10月時点)での国内コントラクトMRの稼働に関する調査結果を発表しました。

発表によると、国内コントラクトMR数は前年比11.5%減の3110人だったそうです。
また、全MRに占める割合は0.6%減の5.0%でした。
内資・外資系企業別では、内資が8.9%減の1646人、外資が18.3%減の1264人と外資系企業での減少が目立ちます。
ちなにみ活用企業数は12.0%増の130社の過去最高を記録したようで、人数は減ってきているが、窓口は広がっているようですね。

19年度の予測も記事になっていました。
2019年2月現在の調査だと稼働コントラクトMR数は3315人となっており、すでに昨年2018年10月よりも約200人増えていることが明らかになっています。

中長期的にみた予測は難しいとしながらも、全MRの10%がCMRになるのではないかとされています。
今が全MRの5.0%なので、まだまだ割合、数ともに増えていくのではないかというのが今後の予測です。

コントラクトMRの今後についてどう思うか

前項ではCSO協会が発表した調査結果を示しました。

ここからは個人的な見解について少しだけ書いてみたいと思います。

今後のコントラクトMRの需要ですが増えてくるのは間違いないと思います。
依頼する側の製薬会社に、多くのMRを抱える体力が無くなってきています。
大企業中心に、早期退職の募集がなされていますし。。。
製薬会社から見たコントラクトMRはとても都合の良い人材だと思います。

コントラクトMRから契約元の製薬会社に引き抜かれて、MRへ転職した人も数多く見てきました。
他業種からMRの転職を目指す人にとって、1つの大きな選択肢だと思います。

ただ、1コントラクトMR側から見れば、不安な要素は多くあると感じます。

不安要素・・・

1.雇用が安定しない
2.待遇がMRより良くない
3.肩身が狭い

上記3点が不安な要素というかデメリットですね。(コントラクトMRの経験がないため参考までに・・・)

製薬会社から見れば、「雇いやすい人材=辞めさせやすい人材」になります。
なので経営が傾けば、まずはコントラクトMRの契約を見直すことから始まると思います。
製薬会社からの契約が切れても、CSOに所属している限り職を失うことに直結はしませんが、また新たな派遣先を見つけなければいけません。
新たな契約先では当然ですが「新たな生活環境」「新たな職場環境」「新たな製品知識を身につける」など、1からのやり直しです。かなりタフですよね。

タフな分、待遇が良いかと言われると、現在のところMRよりは劣ると言って間違いないです。

また派遣先にもよると思いますが、自社MRではなく、「コントラクトMR」として見られることになります。
正社員ではないので、ときに肩身の狭い思いをすることもあるんじゃないかなーと勝手に想像しています。

さいごに

この記事ではコントラクトMRについて現状と今後、そして個人的な見解でメリット、デメリットについて解説しました。

この記事がこれから製薬業界を目指す人の参考になれば嬉しいです!

質問などあればお気軽にコメントやTwitterから連絡してください!

最後までありがとうございました!

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